行政書士&遺言執行士akito's blog in横須賀

行政書士の墓じまい・相続業務を小説風に面白おかしく書いています。今書いているのは、出版予定の三作目の小説です。

後見制度は慎重に⑫

 逃亡犯のおかげでメディアで横須賀が賑わっています。

もちっとましな話題で有名になって欲しいものです。

やれやれです。(笑)

最近は時間の関係でブログ更新で手一杯ですが、時間の許す限り皆様のブログに遊びに行きたいと思っています。

www.akihiroha.com

 

 

「やはり宮田さんの場合ですと、お父様と任意後見契約を結ぶのがよろしいかと思います。万全を期すなら財産管理等の委任契約も同時に結べば隙がなくなるでしょう。是非ご検討下さい」

「ありがとうございます。少し考えてみます」

「任意後見は法定後見に優先します。もしお父様に成年後見がつくのに躊躇を覚えるのであれば任意後見を活用する事になります。個人的な意見ですが、高齢者一人で住んでいる場合のようなやむを得ない場合を除いて、家族の財産は家族で守る任意後見をお勧めしますね。肝は後見人が付くような人に預貯金を持たせない、もしくは限りなく少なくする事です

任意後見か、いつか必要になるかもしれない。
ふと書店の相続コーナーを賑わすあの商品を思い出した。

「最近流行のエンディングノートなんてのはどうなんでしょうか。場違いなものでしょうか」
「そうですね。あくまでノート、メモなんです。法的な効果はありません」
「じゃ無意味なものでしょうか」
「いえいえ、これも使い方です。あくまで法的に効力のある制度の補助的な意味合いと捉えるとよいでしょう。物のありか、葬儀に誰を呼んでほしいか等々です。過大な期待を持たなければ使いようはありますよ」

結局この後一時間ほど話して解散となった。
先生とはここで宮田さんとはバスに乗って駅の改札口で別れた。
そういえば先生は明日仕事だとか言っていたがこんなに飲んで大丈夫なのかしら。

酔いと相まってふと見上げると終活という単語がフワフワと顔の前を行ったり来たりしている。
捕まえようとして一旦手の中に掴んだかと思ったがすぐに手の中からするっと逃げてしまう。
そしてまた目の前をフワフワ飛んでいる。
どっかいってくれたらと思うのにいつまでも目の前を飛んでいる。
そのくせ捕まえたかと思うとするっと逃げてしまう。
なるほど終活からは逃げられないというわけか。
いけない、早く帰らないと二人が心配しちゃうわ。