行政書士&遺言執行士akito's blog in横須賀

行政書士の墓じまい・相続業務を小説風に面白おかしく書いています。今書いているのは、出版予定の三作目の小説です。

行政書士開業準備中~現在編27

少し前の読売新聞で、日ロ交渉に関して以下の一文が記事がありました。

ロシアが4島を返還した後、日本がロシアに興味を失ってしまう事が懸念されると。

この1文を読んで、ストンと腑に落ちた事があります。

 

実は交渉は、答えがないようであります。それを導く為には、幾つか決めなければならない原則というのがあります。

これがないと、手のひらで転がされるのが落ちです。

有名なところでは、ここだけは譲れないという事を決めるという事です。

 

難しい用語ですが、逸失利益(lost of profit)というのがあります。

法律用語抜きで書くと、本来手に入れることが出来るはずの利益が、相手方の落ち度によって手に入らない事です。

これが認められると、損害賠償を払う側としては、無秩序に損害が広がり倒産の恐れも出てきてしまいます。

契約交渉、特に英文契約の交渉において、損害賠償を請求される立場では、必ず損害賠償条項に、逸失利益を含まない、という一文を入れるべきでしょう。

例えば、A is not be required to be liability to the B for loss of profit

みたいな感じです。 

仮にこれが認められないのであれば、契約はご破算の覚悟を持てるがどうか。

覚悟を持てるのであれば、契約不成立

突っぱねる事が出来ないのであれば、リスクとして最悪、倒産覚悟で契約成立

答えは出てきます。

 

それ以外では、意外と見落としがちですが、はっきりと相手に聞いてしまう事です。

貴社の懸念事項はなんですか

もしそれが分かれば、お互いwin win の関係が築けるような決まりを作ります。

その為にも、懸念事項を教えてください。

そして、障害を取り除き、お互いベストパートナーなれるように努力していきましょう。

 

日ロ交渉でよく伝わるのは、返還後の島にアメリカ軍が駐留するのではないか。

この懸念は理解できますし、想像するのは容易です。

ですが、日本がロシアに興味を失う事を、ロシアが懸念しているというのは想像外でした。

考えてみると、興味を失わないで欲しいという事は、プライドが高ければ高いほど決して表に出してこない事です。

 

プライドがないのが誇るべきプライドだという、どこかの国?はいつまでも日本に纏わりついていますが、、、。

 

特に、歴史ある大国ロシアは、日本に対して表立って、興味を失わないでほしいとは口が裂けても言わないでしょう。

どれだけ実務者レベルで、胸襟を開いて、はっきりとロシアの心の奥底にある懸念を聞きだせたかどうか、非常に興味があります。

 

貴国の本音での懸念事項は何ですか。

我々は、それを取り除くために最大限努力します。

情勢が許さず、交渉が成立しないなら、無理に成立させなくても良いです。

結論は我々が誇る若き次世代に託し、その為の土壌を我々が耕しましょう。

 

しかしながら譲れないことが一つあります。

4島は、今までも、そしてこれからも日本に帰属しているという事です

 

そう言ってみたいものです。