行政書士開業準備中~和文契約書編2

自殺した大本萌景さんの写真を初めて見た時、笑った時のえくぼがとても印象的でした。笑顔はとても可愛いかったです。

 

彼女のこれからの10年は、人生で一番楽しく、輝けるはずだったと思います。

非常に残念です。

 

様々な方がブログで彼女の事を取り上げています。

やはり多いのがパワハラです。

パワハラを行ったとされる社長、従業員に非難の矛先が向くのは当然かもしれません。

他には、彼女の母親の事を取り上げているブログも多々あります。

それについて思う事はあります。

未成年者が、契約をする場合、民法5条により親権者の同意が必要になります。

彼女の母親が、どの程度、契約内容を把握していたか非常に疑問ですが、今回は本筋ではないので省きます。

ただ、パワハラが直接の原因かと聞かれたら、言葉に詰まります。

おそらくNOと答えます。

ここは、はっきりすべき事だと思います。

 

報道ベースにはなってしまいますが、この社長や、従業員がLINEで彼女に対して投げつけた言動があります。

例えば、この言動を私や皆様が、見ず知らずの人間から言われた場合どうでしょう。

無視するか、変な言いがかりつけるなよ、で終わります。

パワハラと言われている言動も無関係な私達は、跳ね除ける事ができます。

 

例えば、違約金が1000円だった場合どうでしょう。

この社長が報道にあるような事を言った後、1000円払えと言われたら、はい1000円払います、これで違約金の話は終了です。

 

ではなぜ、彼女は跳ね除ける事ができなかったのか。

なぜ死を選んだのか。

そこには、彼女の首に巻きつけられた目に見えない鎖があり、それと彼らの言動が相まったと見るべきだと考えます。

では目に見えない鎖とは何か。

報道にもありますが、言うまでもなく契約です。

この契約に彼女は縛られた。

そして、激しい言葉の暴力が彼女に浴びせられた。

彼女の経験値で、この道を塞がれた現実から逃れるには、一つの方法しかなかったのでしょう。

 

この契約、人によっては奴隷契約という方もいます。

正確を期するならば、契約の中にある、彼女を死に追い詰めた、幾つかの条項、これこそが根本原因ではないでしょうか。

(因みに条項というのは、1条~、2条~の事です)

ここを取り除かず、パワハラにスポットライトを浴びせても同じことの繰り返しになるだけです。

 

契約は大きく分けるとB to BとB to Cに分かれます。前者は企業間取引、後者は企業対個人です。

前者の場合、多かれ少なかれ、契約書を読み解く人間が居ることが多いです。

私がそうでした。不利な条項は修正します。

勿論会社の規模によっては、やむを得ず社長が読んだり、外注に出す場合もあるでしょう。

今回は後者の方です。芸能界に入りたいという立場と、それをプロデュースする会社では力関係は明らかです。

あるがままに契約を受け入れた事が容易に想像できます。

契約書を読まない限りは何とも言えないですが、彼女にとって死を選ばなければならない条項が幾つかあったのではないでしょか。

具体的には、彼女の言動、行動を縛る条項があり、そして、それらに反した言動、行動が、損害賠償に行きつくようになっていた考えるのが自然です。

そしてその損害額は、一般社会とはかけ離れた額になっているはずです。

 

芸能関係の契約すなわち奴隷契約と言われる原因となる条項、これを取り除く動きが欲しいと、心の底から願います。